SIerの人員構成を考える

キャズム

キャズム

テクノロジーライフサイクルに登場する顧客の分類

  • イノベーター(テクノロジーマニア)
    • 新しいテクノロジーに基づく製品を追い求める
    • テクノロジー自体が関心であって、それがどのように役立つのかということは二の次
  • アーリーアドプター(ビジョナリー)
    • 新たなテクノロジーがもたらす利点を検討、理解し、それを正当に評価しようとする
    • テクノロジーを変革のための手段として見る
    • 古いやり方と新しいやり方の不連続性を受け入れる
    • スタンダードが確立されていることなど期待せず、自分たちがスタンダードを打ちたてようとすらしている
  • アーリーマジョリティ(実利主義者)
    • 実用性を重んずる
    • テクノロジーは生産性を改善する手段
    • 他企業の経験を最大限に活用しようとする
    • 採用するために先行事例が存在することを重要視する
  • レイトマジョリティ(保守派)
    • 新テクノロジーに抵抗を感じる
    • 実績のある大企業から製品を購入したがる
  • ラガード


今、職場で求められる役割は、完全にアーリーマジョリティなんだよな。何かやろうとすると必ず「他社事例はあるか?」「どのくらい普及しているのか?」という基準で物事が決まってしまう感じ。


この本でいうビジョナリー役をやるには、技術にどんなに強くてもそれだけじゃ無理。実際近くにいるビジョナリーぽい人(上の条件に当てはまりそうな人)技術書読むの好きだけど、中身全然理解してない(爆)。周りの意見に耳を貸さない能力と、相手が折れるまで何時間でも熱く語り続けられる能力を持っていて、運よく成功した人がビジョナリーと呼ばれるんだろう。


うちの会社の人員構成を当てはめるとこんな感じな気がする。

  • イノベーター:0.2%
  • ビジョナリー:0.2%
  • アーリーマジョリティ:20%くらい
  • レイトマジョリティ:80%くらい


SIerの人員構成も標準偏差的なカーブが描けるような感じが理想だったりするんじゃないかな。