SIer所属エンジニアの勤務実態


昨年度の勤務実績をまとめてみた。
基本属性は以下のとおり。

  • 1次受けSIer、経験8年、10人前後のプロジェクトのリーダー
  • プロジェクトの企画、社内・社外調整、進捗管理、ドキュメントやソースコードのレビューがメイン作業
  • プロジェクト内での実作業はほぼやらない


1年間の退社時間をグラフにしてみるとこんな感じ。

出勤日数 242日
平均退社時間 19:41
年間残業時間 515時間
残業ピーク 月100時間
休日出勤 7日
徹夜 0日(終電逃してタク帰宅3日)


実感としてもデータ的にも例年に比べると比較的余裕のある1年だった。最近はデスマ案件やってても、会社のチェックが厳しく健康診断受けさせられて強制的に残業禁止になるので、昔みたいに残業月200Hオーバーとかっていうのはありえなくなっている。


昔の話だと、毎月1日から31日まで毎日10時出社24時退社(土日もデフォルト出社)で月徹夜2〜3日、風邪ひいたら休暇申請して休みとれるっていう状態が半年続いたことがある。つらかったかというとそうでもなくて慣れるとそれが当たり前って状態になるし、当時社内でかなり挑戦的なプロジェクトで優秀な人間ばかり投入されていたので、結構楽しかった記憶がある。(残業手当が毎月の基本給をはるかに超えてたっていうのもある)


繁盛期と閑散期の差が激しいので平均退社時間はあんまり意味がなくて、忙しい時は毎日終電近くまで残業するし、暇な時は毎日定時退社でもOK。


有能な人ほど仕事が多く残業が増えるかというとそうでもなくて、どんなに忙しくても20時以降は残業しないって決めていてさっさと帰る人もいれば、仕事が少ないときでも会社に遅くまで残って個人の勉強時間に当てる人もいるわけで、個人個人のポリシーで決まる感じ。


ちなみに自分は、スキルアップしたいときは定時で帰宅して勉強、社内で評価をあげたいときは最終退出っていうのが基本方針で、トータルでいうとどちらかというと部署の中では残業するほう。この2つを自分の意志でコントロールできるように日頃から努力していて、上司に言われたからとかプロジェクトの状況に流されてなんとなく残業しているっていう状態はかなり回避できている。緊急で何かあったときは残業せざるを得ないけど。


周りには、自分のやりたいことが仕事で出来ていて、プライベートと仕事と区別がつかない状態になっている人が結構いるが、自分の場合プライベートはプログラミング、仕事はExcelパワポみたいな感じではっきり区別できる。もっとプログラミングやりたいっていうのはあって、今の状態にストレスを感じることもあるが、プライベートと仕事の区別がつかない状態が必ずしも幸せな状態かといわれると違う気がする。