ユビキタスキャプチャー


「全てを手帳に記録する」、ユビキタス・キャプチャーの実践
http://lifehacking.jp/2007/04/ubiquitous-capture-habit/


学生だった頃に、ふと閃いたアイデアや、その場その場で感じたことや、本やテレビで見た気の利いた文章や台詞をノートに取り続けたことがある。A4ノートに多いときは1日1ページ半くらい書いていたはずで、多分クローゼットの奥の方にあるダンボール箱の中を探せば見つかると思う。筒井康隆か誰かが小説のネタを書き留めるやり方についてエッセイで書いていたのを読んで、自分なりのネタ帳を作ってみようと思ったことがきっかけだったと記憶している。


最初は気の利いた文章を頭の中で考えて形にしてからノートに書き付けていたが、すぐに書き続けていくのが快感になり、そのうち強迫観念にかられるように、とにかく何でも思いついたことをなるべくそのままの形でひたすら書き続けるようになった。大学の講義のテキストの端や、レシートの裏や、本の余白なんかにメモをとっておいて夜、寝る前にそれらをまとめてノートに書き写していた。


実感したこと

  • 何かアイデアを思いついたときに、いつ忘れないか怯えなくて済むため、常に新しい着想に思いを巡らせるスペースを頭の中に作れること
  • 文字に落としておくことで、後で見返したときに、別のタイミングや別の文脈で思いついたアイデアが思わぬところで繋がって、新たな意味を持ったりすること


この習慣は、いつの間にか(多分就職しなきゃいけない時期が迫ってきてゴタゴタしていた間に)止めてしまっていたけど、先日のエントリーを書いたあと、ネットをうろうろしていて冒頭の記事を見つけ、そういやこんなことを昔やっていたなということを思い出した。ユビキタスキャプチャーっていうのか。ま、分かりやすいネーミングだな。


ということで久しぶりに、もう一度習慣づけてやってみることにする。