Mobile&Cloudが切り開く未来


「21世紀はロボットの時代」なんて子供の頃よく聞いたフレーズで、大人になったころには一家に一台ドラえもんがいるような時代になるのかななんて漠然と考えていたけど、今ドラえもんに一番近い存在ってオープンな仕様のモバイル端末なんじゃないかと思う。少なくとも、どっかの自動車メーカーの作ったロボットよりかは活躍してくれている。


先日、友人とモバイルアプリのアイデアを考えていて、モバイル端末はドラえもんの四次元ポケットのようなものだよねという話になったんだけど、タケコプターも、タイムマシンも、もしもボックスも、どこでもドアも、擬似○○ならば全部すでに実現できている。


Webの向こう側へデータもサービスも移行してゆくにしたがい、個人の使う道具(PCや携帯以外も含めた全ての道具)はネット接続機能と機動性とユーザビリティだけが求められるようになる。


今の個人利用用途のPCはモバイル端末へと進化してゆくのが自然であり、今の携帯も同様にモバイル端末へと進化してゆくのが自然であることに疑いを感じない。そして既存のWeb上のサービスはモバイルからの利用に対応しないと生き残れない。言い換えると、Web上の全てのサービスは持ち運びが可能となる。


四次元ポケットはそれ自体はただの入れ物なんだけど、それはどこかと繋がっていて、誰かが作った無数の便利な道具が出てくる。これってやっぱりMobileとCloudのことだよなと思う。


自分の作ったアプリが、子供の頃に空想していた未来を実現する。人々のライフスタイルを変える。こんな感じで考えていくと、アプリのアイデアを考えるのが楽しくてしょうがない。時代の流れと自分のモチベーションがぴったりシンクロしているように感じる。


一番Androidに共感できるところは、過去の携帯コンテンツ開発のしがらみを取っ払ってオープンにしようとしている点であって、それはつまり、開発者の参入の敷居を大きく下げようとしているところだ。


未だにAndroid搭載端末の影も形も見えないじゃないかとか、所詮きれいごとの世界であって製品化して流通させるには問題が山積みだとか言われているけど、僕は今まで得てきたノウハウや作り上げてきた資産を全て投入してMobile&Cloudにコミットしてゆこうと思う。